■商業登記とは
商業登記とは、会社の設立や商号の変更、店舗の移転といった事柄について登記することです。商業登記は、取引を行う商業者間で互いの信用を維持し、取引をより迅速に行わせるとともに、商業者間におけるトラブルの発生を予防するために必要となる制度です。

商業登記にも様々な種類の登記が存在しますが、それらは義務化されたものであるため、登記事項に変更が生じたにもかかわらず一定期間内にその登記を行わなかった場合には過料処分がなされるといった罰則規定も存在します。

■商業登記の種類
商業登記にはいくつかの登記事項が存在し、該当する登記事項はその法人の形態によって異なります。
その中でも、主な登記の種類を以下にご紹介します。

〇設立登記
〇商号変更登記
〇本店移転登記
〇役員変更登記
〇解散登記

こうした様々な変更を機に、「商号」「目的」「本店所在地」「役員」「資本金」などを登記することとなります。

■相続の仕方
亡くなった方の遺産を引き継ぐことを相続といいますが、この相続の仕方には主に以下の3つの方法が存在します。

〇単純承認
単純承認とは、亡くなった方の遺産をすべて引き継ぐことをいいます。

〇限定承認
遺産の中には、不動産や車、家具など相続することによって経済的には得をする財産もあれば、借金など引き継ぐことによって経済的に損をする財産も存在します。限定承認とは、こうした経済的にプラスな財産の価値からマイナスな財産の価値を差し引き、残った経済的にプラスな財産（積極財産）のみを相続することをいいます。

〇相続放棄
相続放棄とは、遺産を相続する権利をすべて放棄することをいい、経済的にマイナスな財産が多くを占めている場合に選択されます。

単純承認や限定承認を選択した結果、引き継いだ不動産にはしっかりと相続登記をしておく必要があります。

■不動産登記とは
不動産登記とは、不動産を購入したときや売却したときなどに必要となる手続きであり、帳簿に不動産の種類や構造、所有者などを記録することをいいます。これにより、不動産の所有者が誰なのかをはっきりさせトラブルを未然に防ぐことができます。

■不動産登記の流れ
不動産登記を行う主な流れを以下にご紹介します。

〇必要書類を収集するとともに、登記申請書を作成
〇登記申請について登記官が審査
〇登記簿に記載
〇権利証（登記識別情報通知書）の発行
〇登記申請手続きの完了

不動産登記を司法書士にご相談いただくことにより、手続きにかかる時間と手間を大幅に削減することができるとともに、専門的な知識を活用することで様々な問題に対処させていただけます。

横山司法書士事務所では、契約書の作成とチェック業務についても承っております。
契約書の作成およびチェックについての業務の大まかな流れは、以下のとおりです。

〇契約書の作成
①　ご希望の取引の内容や条件について、詳細にお教えいただきます。
②　当事務所が契約書を作成いたします。
③　ご依頼者様のご希望以外に、法的に必要であったり今後のトラブル回避などのために必要であったりする条項を加えて契約内容を修正し、修正後の契約内容をご依頼者様に丁寧にご説明いたします。

〇契約書のチェック
①　契約書の内容について、法的観点や今後のトラブル回避の観点から、取り除いたり逆に加えたりしたほうが良いであろう条項をご依頼者様にご提案いたします。
②ご依頼者様から契約書についての不安な点や、改善したい点などを伺います。
③契約書について改善する点があれば修正を行い、ご依頼者様にご確認いただきます。