【全国対応】司法書士事務所オルティ

今は元気に暮らせていても、病気になったり、入院をしたりして、誰かの支援が必要になるときがくるかもしれません。
あるいは自分一人では判断しきれないことを一緒に考えて、助言をくれる人が傍にいてくれたら安心だな、手続きを代理してくれる人がいたら良いな、という場面もあるかもしれません。
見守り契約・任意代理契約とは、日常生活の不安を二人三脚で解決し、その時必要な支援を必要なタイミングで提供することが出来る、そしていつか認知機能が低下してしまった時に任意後見契約をスタートさせるための判断をする、委任者の自立した生活を近くで支えて見守るための契約です。

意思能力が低下し、ご自分で判断し、手続きすることが出来ない状況に陥ってしまった時、日本には成年後見制度という仕組みがあり、本人に代わって法的な支援をしてくれる後見人を選任することが出来ます。
成年後見人は家庭裁判所が職権で選任しますが、予め信頼出来る人を【任意後見人】として選任しておき、万が一の時に備えておくこともでき、これを任意後見契約と言います。
任意後見契約の締結は、最期まで自分の意思で生き抜くための重要なお手続きです。 もちろん最期のときまで、見守り続けていくだけで終えられれば良いのですが、いつかそれが難しくなってしまった時のために、お守りとして準備しておくと安心です。

死後のお手続きは行政手続き、葬儀のお手続き、お墓のお手続き、財産の名義変更・解約・処分のお手続きなど多岐に渡ります。
身近にご親族がいる方は、その方が執り行ってくれることが多いのですが、ご親族との関係性が疎遠であったり、お一人様の場合では、手続きをしてくれる人がいない状況になってしまいます。
死後事務委任契約は、どのような最後を迎えたいのか、どのような後始末を望むのか、これらを契約の中で予め指示し、託しておくものです。
亡き後の準備を整えておくことで、すっきりとしたお気持ちでシニアライフを楽しんでいくことが出来ます。